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工場検査の仕事はきつい?楽?仕事内容や未経験でもできる検査の種類をご紹介

工場 検査 とは

どんな製品を扱う工場であっても、必ず「検査」工程があります。

検査は、規格外の製品や不具合品を取り除いて出荷する、品質保証において大切な工程です。不具合品が世に出回ってしまっては企業の信頼が損なわれてしまうため、多くの工場はこの検査工程を重要視しています。

今回は、工場検査の仕事内容から、未経験でもできる検査の種類までご紹介します。

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工場検査の仕事内容とは

工場 検査 内容

工場で行われている「検査」とは、製品を出荷する前にチェックし、不具合が発生していないか確かめる工程です。検査と言っても内容は多岐にわたり、割り当てられる仕事は人それぞれ異なります。

例えば、数が合っているか確かめる担当や、長さ・大きさを確かめる担当、異物混入などがないか確かめる担当などがあります。

特に食品工場では品質保証が最重要視されているため、検査工程には多くの人員が必要です。工場で行われている検査には、機械によって自動で行う検査もありますが、「目視検査」と言って、人が目で見て検査する工程もあります。

全ての製品をチェックすることで、不具合品が流通することを防ぎます。目視検査のほかにも、自動化された検査工程をモニターで確認する仕事や、抜き取り検査(納品する製品のなかから数個ピックアップして検査する方法)の仕事もあります。

こうした検査は、精密機器や部品を扱う企業で広く採用されています。

 

工場検査の種類

工場 検査 種類

工場検査の仕事には、大きく分けて5つあります。

このうち、初心者でも習得しやすい仕事は、以下の2つ。

  • 種類①:目視検査
  • 種類②:外観検査

すぐに戦力となりたい人や、早めに仕事を覚えてしまいたい人にオススメです。

それでは、検査の種類について、項目ごとに詳しく説明します。

 

種類①:目視検査

目視検査とは、ベルトコンベアで流れてくる製品のなかから不具合品や異物を発見して取り除く仕事です。

原則全ての製品をくまなくチェックし、不具合品が流通してしまうことを限りなくゼロに近づけることが目的です。

異物混入などが発生すると企業の信頼をすぐさま失ってしまう可能性が高い、食品工場などで多く採用されている検査工程です。

 

種類②:外観検査

外観検査とは、製品の外観を人の目で確認し、変色や傷といった不具合が発生していないか確かめる仕事です。

ベルトコンベアで流れてくる製品を全数検査する場合と、抜き取り検査を行う場合とがあります。外観検査とあわせて目視検査を行っている企業もあります(食品工場など)。

担当者によって色や形の認識が異なることがあるため、近年では自動検査装置を導入している企業も増加しています。

 

種類③:モニターチェック

自動検査装置を導入している場合、これをモニターで確認する仕事をモニターチェックと言います。

製品の最終チェックのほか、製造の過程で行う検査もあります。

製品が出来上がる前に不具合を発見できるため、問題点を洗いだし不具合品発生率を下げることにも繋がります。

 

種類④:分析補助

医薬品工場や化粧品工場では、品質保証のため、製品の成分を分析検査する必要があります。

この際、分析をサポートする仕事を分析補助と言います。成分を分析し、データをまとめる仕事がメインです。

研究者のサポートをしたい人や、化学の分野に知見のある人にとっては非常に興味深い仕事でしょう。

 

種類⑤:測定器での検査

特殊な製品の検査には、特別な機械を使用する場合があります。

「機械検査技能士」の資格があれば、こうした機械を使用した検査を行うことができます。機械検査技能士には特級から1~3級まであり、3級以外を取得するためには実務経験が必要です。

例えば、1級を取得するには実務経験7年が必要です。試験内容は学科試験に加えて実技試験があるため、日ごろから測定に慣れていないと合格することはできません。

測定器での検査の仕事を希望する場合、実績を積むことが重要であると言えます。

 

工場検査のお仕事のメリット

工場 検査 メリット

目視検査から分析まで多岐にわたる工場検査ですが、この仕事をする上でのメリットとは何なのでしょうか。

仕事の難しさや働きがいなど、各項目で詳細を説明します。

 

メリット①:コツを掴むのに時間がかからない

工場検査の仕事では、最初から複雑な仕事を任されることはほとんどありません。

さらに、新人研修が用意されている職場や、先輩から丁寧な指導を受けられる職場が多いため、安心して働き始めることができます。

また、難しいと感じる仕事であっても、何度も行っているうちに習熟し、コツを身に着けられるでしょう。また、毎日同じ仕事を担当するため、比較的早く仕事に慣れることができます。

ライン作業の検査工程であれば、すぐそばに先輩がいるため、コミュニケーションをとりながら仕事を覚えられます。

 

メリット②:肉体労働ではないので継続しやすい

工場検査の仕事では、重いものを持ったり運んだりといった作業はほとんどありません。

そのため、あまり体力に自信がない人や女性でも活躍できる職場です。

怪我の心配もほとんどないため、安心して仕事を継続することができるでしょう。長く同じ職場で働きたい人には特にオススメです。

 

メリット③:最終工程で責任感があるためやりがいがある

ものづくりの最終チェック工程である検査を担うことは、責任感にも繋がります。

自分が検査した製品を世に送り出す実感があるため、やりがいを感じながら仕事することができるでしょう。やりがいを持って働くことは、人生の充実感にも影響してきます。

 

工場検査に向かない人

工場 検査 向かない

検査の仕事には責任感があり、集中力がある人が向いているとされています。

では、反対に工場検査に向かない人とはどのような人なのでしょうか。各項目で説明します。

 

単純作業が苦手な人

工場検査の多くは単純作業です。

例えば、目視検査の部署に配属されれば、毎日数時間は同じ作業を繰り返すことになります。こ

うした作業を得意とする人・苦に感じない人にとっては良い環境であると言えますが、反対に単純作業が苦手である人にとっては苦痛に感じるかもしれません。

単純作業が嫌い・苦手であると感じる人は、別の職場を検討したほうがよいでしょう。

 

集中力がない人

検査工程は、製品の品質保証において非常に重要な作業のひとつです。

仕事中に集中力が切れてしまうと、不具合品が流通してしまう危険性が高まってしまうため、常に集中している必要があります。

もし、自身の性格について「集中力が切れやすい」「気が逸れてしまいやすい」と感じる場合、別の職場を検討してみるのもよいでしょう。

 

まとめ

規格外の製品や不具合品を取り除き、基準をクリアした製品のみを選別する「工場検査」は、品質保証において需要で、やりがいのある仕事です。

目視検査や外観検査をはじめとしたさまざまな検査がありますが、いずれもものづくりの最終工程であるため、責任感を持って働くことができるでしょう。

単純作業が苦ではなく、集中力がある人であれば、特別なスキルを持っていない初心者でも始めることができます。

肉体労働ではないため継続しやすく、コツを掴んで仕事に慣れるまでに時間がかからないこともポイントです。

また、冷暖房完備の快適な職場も多く、工場で働くことが初めてという人にもオススメです。

製造工程とは異なり、何かを作り出す仕事ではありませんが、検査という責任感ある立場からものづくりの現場を見ることができるため、充実感を得ながら働くことができるでしょう。

 

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