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工場での梱包の仕事はきつい?メリット・デメリットや向いている人、向いていない人をご紹介

工場 梱包 とは

ものづくり工場で生産された製品を取引先や消費者に届けるために欠かせない作業が「梱包」です。輸送時に外部からの衝撃などから製品を守るため、緩衝材を用いて丁寧に箱詰めを行います。

今回は、梱包の仕事内容とあわせて、メリット・デメリットやこの仕事に向いている人、向いていない人をご紹介します。

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工場の梱包の仕事内容とは

工場 梱包 仕事内容

梱包とは、製品を出荷する際、壊れることのないよう緩衝材などを使用しながら丁寧に箱に詰めていく作業です。

発泡スチロールやポリエチレンシート、エアークッションなど、緩衝材にはいくつか種類があるため、製品に適したものを使用して梱包します。

すでに不良品などの検査が済んだ製品を梱包することがほとんどですが、工場によっては、梱包と検品を兼ねているところもあります。

いずれの場合も基本的には個人作業で、黙々と仕事をこなします。

 

梱包のお仕事のメリット

工場 梱包 メリット

製品を輸送時の外部ダメージから守りながら届けるためには欠かせない「梱包」ですが、この仕事をするメリットとはいったい何なのでしょうか。

梱包の仕事を選択するメリットは3つあります。それでは、各項目で詳細を説明します。

 

メリット①:スキルや資格が不要

梱包の仕事を選択する大きなメリットは、特別なスキルや資格を必要としないことです。

さまざまな緩衝材を用いて箱詰め作業を行うことは、梱包作業に慣れていない人からすると一見難しく感じるかもしれません。

しかし、生産されている製品ごとに梱包方法が決められており、マニュアル化されている工場がほとんどです。

そのため、緩衝材の種類を理解できていない初心者であっても、マニュアルを見ながら作業を開始することができます。

また、新人研修または職場の先輩による指導が受けられる工場も多く、スキルや資格がなくても一から仕事を覚えることができるでしょう。工業包装技能士という資格が存在しますが、持っていなくても梱包の仕事をすることが可能です。

長く勤務してスキルアップした際は、資格取得を目指すのもよいでしょう。

 

メリット②:コツを掴むのに時間がかからない

2つ目のメリットは、梱包のコツを掴むまでにそれほど時間がかからないということです。

短期間で仕事に慣れ、企業の戦力として活躍することができるでしょう。

仕事をスタートするハードルが低いことに加えて仕事内容を覚えやすいため、すぐにでも企業に貢献したいという人や、仕事に慣れるまでにあまり苦労したくないという人にオススメです。

 

メリット③:成果がわかりやすくやりがいがある

3つめのメリットは、自分が行った仕事の成果がわかりやすいことです。

基本的に、梱包はチーム作業ではなく、個人作業であるため、自分の成果がはっきりと見えます。

一日の終わりには「今日はこのくらいできた」と実感できるため、自分の頑張りがわかりやすく、やりがいを感じることができるでしょう。

また、「明日はこのくらい頑張ろう」と目標を立てやすいこともポイントです。

 

梱包のお仕事のデメリット

工場 梱包 デメリット

梱包の仕事はメリットばかりではなく、人によってはデメリットであると感じることもあります。

では、梱包のデメリットとはいったい何なのでしょうか。デメリットとなり得る3点を、各項目で説明します。

 

デメリット①:暑い、寒い職場がある

1つめのデメリットは労働環境(温度)の問題です。

梱包作業の現場は、冷暖房完備の工場もあれば、冷暖房がまったくない倉庫もあります。

特に暑い夏では、熱中症で倒れないように水分補給をこまめに行う必要があります。

また、扱う製品が食品である場合、大型の業務用冷蔵庫・冷凍庫がそばにあったり、ウォークインの冷蔵庫・冷凍庫に入って製品を取りに行く作業があったりします。

こうした場合、人によっては強い寒さを不快に感じるかもしれません。

作業服の上に私服のコートを着ることはできないため、スキー用のインナーなどで防寒対策をする必要があります。

こうした環境に耐えられない人の場合、梱包の仕事はやや厳しいでしょう。

 

デメリット②:力仕事がある可能性がある

2つめのデメリットは体力的な問題です。

梱包する製品によっては、重かったり大きかったりと、力を必要とすることがあります。

重い・大きい製品の梱包作業は、体力に自身がない人や女性にはやや不向きかもしれません。

工場の仕事に応募する前に、その工場で扱っている製品をあらかじめ調べておくとよいでしょう。

体力に自信がない場合、小さめの製品や精密機器などの梱包作業がオススメです。

こうした製品の梱包であれば体力を必要とせず、怪我の心配も少なくなります。

 

デメリット③:繁忙期に忙しくなることがある

3つめのデメリットは忙しさです。工場によりますが、繁忙期には非常に忙しくなる可能性があります。

休憩時間が短くなったり、ときには残業をしなくては作業が終わらなかったりするかもしれません。

ただし、残業をすればそのぶん給料も増えるため、一概にデメリットとは言えないでしょう。

より多くのお金を稼ぎたいという思いが強い人には嬉しいメリットです。

長く働いたぶん疲れは溜まってしまうため、適度にリフレッシュしながら効率的に仕事を進めましょう。

 

梱包のお仕事が向いている人、向いていない人

工場 梱包 仕事 向いている 向いていない

初心者でも挑戦しやすく、コツを習得しやすい梱包の仕事ですが、どういった人に向いているのでしょうか。向いている人・向いていない人について詳細をご紹介します。

 

向いている人:コツコツした作業が得意な人

梱包の仕事は、一般的に個人作業で、黙々と繰り返し同じことを行います。

そのため、コツコツした作業が得意な人や、好きと感じる人に向いていると言えます。

コツコツと続けることが得意かつ、単純作業が苦にならない人であれば、毎日やりがいを感じながら長く働くことができるでしょう。

 

向いていない人:雑な性格の人

梱包は、製品が壊れないように届けるための工程です。

もし雑な梱包をして製品が壊れてしまうと、企業は信頼を失ってしまう可能性があります。

そのため、雑な性格の人より、几帳面な性格の人に向いている仕事であると言えます。

自身の性格について「雑である」「集中力が続かない」と感じる場合、他の職種を検討したほうがよいかもしれません。

また、職場によってはラッピング(包装)といった仕事を兼ねているため、不器用な人よりも、手先が器用な人にオススメです。

 

まとめ

梱包は、製品を外部ダメージから守りながら取引先(または消費者)に届けるための大切な工程です。

特別なスキルや資格がなくても始めることができる上、努力がすぐに成果となりわかりやすいため、早くからやりがいを感じられる仕事でもあります。

個人作業かつ単純作業であり、コツコツした仕事が得意な人や几帳面な人にオススメです。

製造工程ではないため、製品本体を作り出すわけではありませんが、製品を梱包することによって製品に愛着が湧き、達成感や充実感を得ながら働くことができるでしょう。

また、職場によっては、「工業梱包技能士」の資格取得を目指すことも可能です。

工業梱包技能士とは、工業製品を保護するための包装技術を有していることを認定する資格です。

1級と2級があり、いずれの資格取得にも実務経験が必須です。

2級では2年、1級では7年の実務経験が必要であるため、まずは長く勤務してスキルアップすることが重要です。

 

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