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フォークリフトを使った仕事にはどんなものがある?求人の種類や年収を解説

フォークリフトを使った仕事にはどんなものがある?求人の種類や年収を解説

フォークリフトを使った仕事ができるようになれば、求人の幅が広がったり、収入アップが見込めるメリットがあります。

ですが、特殊な技能を必要とするだけに、未経験の方だと「どんな仕事があるのか」「必要な免許は?」「フォークリフトが使えると収入はどれくらいになるのだろう」など疑問も多いでしょう。

本記事では、フォークリフトを使った仕事の求人の種類や年収、必要な資格について詳しく解説します。

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フォークリフトとは?

フォークリフトとは、荷物を運ぶためのツメ(フォーク)を備えた荷役用自動車で、重量物の運搬や貨物の積み下ろしのため、工場や倉庫など様々な場所で使用されています。

JIS規格による定義では、「荷物を保持する装置」「マスト」「動力を備えて自力走行やフォークの上げ下げができる」の3点がフォークリフトの条件とされています。

マストとは車両の前面にある支柱で、油圧によってツメを上下したり、傾斜させたりできます。動力はガソリンやディーゼルエンジンのほか、バッテリーを搭載したタイプもあります。人力で操作するタイプは、動力をもたないのでフォークリフトには含まれず、ハンドリフトと呼ばれて区別されます。

 

フォークリフトの運転に必要な資格

フォークリフトは特殊自動車ですから、通常の自動車免許だけでは運転できず、専用の資格や免許を取得する必要があります。

免許がいるのは動力をもつフォークリフトだけで、ハンドリフトは免許がなくても扱えます。では、フォークリフトを運転する場合、どういった資格が必要になるのでしょうか。

 

フォークリフト運転技能講習修了証

フォークリフトを運転するには、国家資格の「フォークリフト運転技能講習修了証」が必要です。受験資格は18歳以上で、学科と実技の2種類の講習を計35時間ほど受講しなければなりません。

真面目に受けていれば多くの人は合格するので、それほど心配はいらないでしょう。自動車免許や大型免許をもっていると講習時間が短くなるケースもあります。

また、1t未満のフォークリフトに限られるものの、各会社の事業所で開かれる「フォークリフト運転特別教育」を受講した場合も運転資格が得られます。

 

特殊自動車免許

フォークリフトを工場や会社の敷地内だけでなく、公道でも運転したい場合には、さらに特殊自動車運転免許が必要になります。運転する車両の大きさに応じてナンバープレートによる分類で、小型、新小型、大型特殊のなかから該当の免許を取得します。

 

フォークリフトの種類

フォークリフトにも様々な種類があり、それぞれ用途や仕事の内容が変わってきます。フォークリフトには主に以下のような種類があります。

 

リーチフォークリフト

オペレーターが立って操縦するタイプのフォークリフトです。

リーチには手を伸ばすという意味があり、ツメを前後に動かして離れた場所に物を動かせるのが特徴です。小回りが利くので、倉庫や工場など屋内の狭い場所で多く使われています。

 

カウンターバランスフォークリフト

車両前面にツメとリフトがあり、オペレーターが座って運転する一般的なフォークリフトです。

車体後部にカウンターウェイトと呼ばれる重りが搭載されており、ツメに重いものを載せてバランスをとって安定させられるため、重量物の運搬に向いています。

 

サイドフォークリフト

車体前面ではなく、側面にツメがついているフォークリフトです。
木材や鋼材、アルミサッシ、カーペットなどの長尺物の運搬に使用されます。

 

ウォーキーフォークリフト

操縦席がなく、オペレーターが隣を歩いて手動で操作するフォークリフトです。
コンパクトなので狭い場所での使用に適しています。

一見するとハンドリフトに似ていますが、ウォーキーフォークリフトはマストや動力を備えている点が異なります。

 

マルチディレクションフォークリフト

前後左右に自由に移動できるフォークリフトです。切り返しをせずに方向転換できるので、屋内や狭い場所で使用されます。

 

フォークリフトを使った仕事の求人の種類

フォークリフトの種類が豊富なように、フォークリフトを使った仕事もバリエーション多彩で、屋外・屋内問わず様々な場所で活躍しています。

フォークリフトを使った求人にはどのような種類があるのかみていきましょう。

 

工場・倉庫内での荷物の移動

工場内での部品、材料の移動や倉庫で保管している荷物の運搬、完成した製品をトラックに積み下ろす作業など工場、倉庫にはフォークリフトが様々な場面で使われます。

こうした場所では毎日膨大な物資を運搬する必要があり、すべてを人の力で行うのは現実的とはいえません。加工前はもちろんですが、完成品はそのまま出荷されるものですから、運搬中に損傷させたりしないよう注意して運転する必要があります。

また、工場や倉庫では、パレットと呼ばれるフォークリフト用の荷役台に荷物を積んで運ぶのが一般的で、迅速な作業のためにはパレットの扱いにも慣れることが必要です。

【関連記事】倉庫作業の仕事内容とは?メリット・デメリットや向いている人の特徴を解説

 

コンテナの積み下ろし

鉄道の貨物ターミナルや港湾などでコンテナの積み下ろし、積み替えを行うのもフォークリフトの役割です。

コンテナには土台の部分にフォークポケットと呼ばれるツメを指し込むための穴が付いていて、積み下ろし作業には、素早くこの穴にツメを指し込める技術が必要になります。少しでもズレるとツメがコンテナに当たってやり直しになってしまうので、地味ですが正確さを必要とする作業です。

特に物流の現場は時間との戦いになる場面も多く、常に迅速な作業が求められます。

 

建設現場での運搬作業

建設現場で使用する資材の運搬にもフォークリフトが使われており、一般住宅なら加工した木材を、ビル建設なら骨組みになる鉄骨などを運ぶことになります。

現場によっては、サイドフォークリフトのように特殊な車両を使用するケースもあります。いずれも顧客に引き渡す建物の一部ですから傷などつかないよう慎重な運搬作業が必要とされます。

また、長尺物の資材も多く、運んでいる途中でどこかにぶつけたりすると事故につながるので、この点にも注意しないといけません。

 

イベント設営

イベント会場設営での、ステージやテントの骨組み、照明、音響機材などの運搬にもフォークリフトが活躍します。

トラックで運ばれてくる資材を下ろして、設営場所まで運搬するのが主な仕事で、撤去の際は逆に解体した資材をトラックへと運んで積み込みます。イベント設営は決められた時間内にすべての作業を終えなければならないので迅速な仕事が求められますし、毎回異なる会場での作業になるため、状況に応じた臨機応変な判断も必要になります。

 

フォークリフトを使った仕事の平均年収

統計によると、フォークリフトを使った仕事の平均月収は30万円前後となっており、年収にすると約340万円になります。

ただ、フォークリフトは専門の資格や技術を必要とするため、オペレーターが限られており、人材の需要は高くなっています。そのため、企業によっては良い人材を獲得するため平均より高額な年収を設定している場合もあります。

 

まとめ

フォークリフトを使った仕事にはどんなものがある?求人の種類や年収を解説

フォークリフトを使った仕事には資格や技術がいりますが、求人の幅は広く、工場や倉庫、建設現場など様々な場所で必要とされています。

その分、年収が高く設定されるケースもありますし、これからも需要が伸びていくと見込まれるので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。

 

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