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派遣社員の確定申告や年末調整の疑問をわかりやすく解説!

大抵の派遣社員は派遣会社で年末調整をしてもらえますが、場合によっては確定申告が必要になります。

年末調整や確定申告の基本的な知識や、どのようなケースで確定申告が必要になるか、また、その方法についてご紹介します。

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確定申告・年末調整とは

 

確定申告と年末調整は、どちらも正確な金額で納税するためにおこなわれる税務上の手続きです。確定申告は自分で、年末調整は雇用側が手続きをします。どのような違いがあるのかをチェックしてみましょう。

 

確定申告とは

確定申告はおもに個人事業主、自営業者がおこなうイメージがありますが、条件によっては会社勤めの人も必要になる手続きです。派遣社員も例外ではありません。その条件は後述しますが、まずは確定申告の特徴についておさえておきましょう。

確定申告は年間の所得金額と、所得金額から算出される税額を税務署に申告する手続きです。

給与所得者は源泉徴収をされているため必要ないと考えられがちですが、実際は確定申告を改めておこなうことにより、源泉徴収で納め過ぎた税金を返還してもらえる可能性があります。心当たりがある人にはぜひ確定申告をおすすめします。

 

年末調整とは

年末調整は、簡単に言えば前述の確定申告を雇用側がおこなってくれる手続きです。お勤めの人は給与から引かれている源泉徴収で毎回納税をしていますが、この金額は正しい税額と差が生じやすい計算方法がもちいられています。

そのため、年末調整によって正確な税額(所得税)を算出します。雇用形態にかかわらず、企業と雇用関係にあり、給与を支払われている人であれば全員が対象になります。

 

派遣社員は年末調整の対象になるのか

年末調整は企業と雇用関係にある人すべてが対象です。正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト、パートなど、就労形態は問われません。

つまり、派遣社員も年末調整の対象です。なお、年末調整をおこなうのは派遣先の企業ではなく、派遣元である派遣会社になります。

 

派遣社員が年末調整・確定申告を行う3つのパターン

年末調整が受けられる派遣社員ですが、確定申告が必要なケースもあります。また、年末調整が受けられず、確定申告が必須になる場合もあるため、それぞれの条件には注意しておきましょう。

 

①年末調整のみ

派遣社員のほとんどの人が、基本的には年末調整のみで問題ありません。派遣会社から渡される年末調整の書類に必要事項を記載し、提出すればOKです。

 

②年末調整と確定申告

年末調整と確定申告が必要な派遣社員は、以下のような条件があてはまる場合です。

1.医療費控除・初めての住宅ローン控除・寄付金控除・雑損控除を受ける場合
2.副業での収入が20万円以上ある場合
3.交通費が給与に含まれている場合

このような場合は年末調整に加え、自分で確定申告をおこないます。なお、住宅ローン控除は初年度のみが対象です。2年目以降は年末調整に含まれます。

交通費は本来非課税対象であるため、確定申告によって還付金が発生します。ただし派遣会社に交通費非課税制度があれば、確定申告に含む必要はありません。交通費非課税制度については各社で対応が異なるため、現在の派遣会社に確認してみてください。

 

③確定申告のみ

確定申告のみが必要になる派遣社員もいます。

1.派遣会社で年末調整を受けなかった場合
3.ダブルワークをしている場合
2.年末調整の書類を提出しなかった場合

このような場合は派遣会社で年末調整がおこなわれません。自分で確定申告をおこないましょう。

 

派遣社員の年末調整の流れ

派遣社員が年末調整を受ける流れを見てみましょう。煩雑な手続きは雇用側(派遣会社)がおこなうため、必要書類を提出するだけで完了します。必要書類は早めにそろえておくことをおすすめします。

 

①派遣会社から年末調整の連絡を受ける

年末調整の時期にあたる11月~12月初旬にかけて、派遣会社から年末調整に関する連絡が届きます。このとき、提出する必要書類も同時に送られてきますので、早めに記入しておきましょう。

 

②必要書類を提出

提出が必要な書類を作成し、決められた方法で派遣会社へ返送します。返送方法は各派遣会社によって異なります。郵送、メール、webアップロードなどさまざまですので、必ず確認してください。

もしも必要書類を提出しない場合、前述の通り、源泉徴収の対象外となってしまいます。

保険に加入している人は保険料控除申告書が必要です。それに加え、年の途中で転職した人は前職の源泉徴収票も用意しましょう。

 

派遣社員の確定申告のやり方

次に、派遣社員が確定申告をするときの手順をチェックしましょう。基本的には1人でおこないますが、派遣会社によっては確定申告のサポートをしてくれることもあります。慣れないうちは契約している派遣会社に確認してみてください。

 

確定申告書の提出期間

確定申告は、税務署が定めた期間中の提出が必要です。基本的には毎年2月16日~3月15日となっています。新型コロナウイルス感染症対策のため1ヶ月延長した年度もありますが、あくまで例外であり、通常はこの日程でおこなわれます。

 

確定申告書の作成

確定申告書を作成します。紙ベースでの作成、電子書類での作成のどちらでも問題ありません。確定申告書は税務署で直接もらうか、国税庁の公式サイトでダウンロードできます。

確定申告書のほか、保険料控除申告書をはじめとした必要書類も準備しておきましょう。

 

確定申告書の提出

確定申告書が完成し、必要書類がそろったら、まとめて提出をおこないます。提出先は住民票がある自治体の税務署です。現住所と住民票の住所が異なっている人は住民票の住所の自治体が優先されます。

ただし例外として「所得税・消費税の納税地の異動又は変更に関する届出書」を提出すれば、現住所がある自治体の税務署への提出が可能です。

提出方法は郵送や税務署の窓口での手渡し、インターネットなら納税システムe-Taxが利用できます。

税務署の窓口での提出は税務署員のチェックが受けられますので、質問や不安点がある人はこちらを利用するのも良い方法です。尚、e-Taxは24時間いつでもスマートフォン・パソコンなどから手軽に提出できるメリットがあります。

 

トータルサポートジャパンでは年末調整や確定申告のサポートをしている

派遣社員の年末調整や確定申告は、慣れていないうちは難しい手続きのように感じるかもしれません。とくに年末調整の年末、確定申告の年度末は多くの人が忙しい時期になるため、なかなか手が回らないケースもあるでしょう。

トータルサポートジャパンではそのような皆様の負担を軽減するため、12月頭に年末調整の用紙をお渡ししています。提出まである程度の時間が確保できるため、記入や必要書類の準備に余裕が持てるのではないでしょうか。

また、年末調整が初めてであったり、あまり得意ではないというかたに対してのサポートもおこなっています。確定申告についてもお気軽にご質問ください。

 

まとめ

年末調整や確定申告は手間がかかり、つい敬遠してしまいがちですが、正しい税額で納税するためには必要な手続きです。払いすぎた税金を返してもらえる可能性もありますので、家計のためにもぜひ早めの手続きをおすすめします。

 

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