新しい派遣スタイルとして注目を集めている派遣パート。
フルタイム勤務では難しい環境の人でも、フレキシブルに働きやすい特徴があります。
派遣パートのメリットやデメリット、お仕事の例について詳しくご紹介します。
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派遣パートとは
派遣パートはフルタイム派遣と違い、勤務時間が短時間であったり、勤務日数が少ない形の派遣です。
家庭と両立しながら効率良く働きたい人や、集中的に資格勉強や趣味に打ち込みたい人、副業を探している人が働きやすいワークスタイルだと言えるでしょう。
求人を出す企業側としても、繁忙期だけ短時間のパートが欲しい・少ない日数で仕事をしてくれる人材が欲しいという希望とマッチさせやすいため、派遣パートに注目しています。
派遣パートの3つのデメリット
派遣パートは幅広い層が働きやすいといういっぽう、デメリットもあるワークスタイルです。
とくに不満を感じやすい3つのポイントをチェックしてみましょう。
デメリット①：賞与や退職金がない場合が多い
派遣パートの場合、正社員と異なり、賞与や退職金が支給されないケースが多いようです。
ただ、もともと派遣パートは時給の中に賞与分が含まれていることもあります。
また、派遣会社によっては賞与が改めて支給されることもあります。
ケース・バイ・ケースになりますので、賞与や退職金について気になる人は、派遣会社に事前に問い合わせておいたほうが良いでしょう。
デメリット②：責任のある仕事を任せてもらえない
契約期間が3ヶ月区切りでいつ終了になるか分からないことや、短時間・少ない日数の勤務になることから、派遣パートは責任のある仕事を任せてもらえない場合も多いようです。
また、派遣の契約ではできる仕事が限られています。
責任のある仕事を任せたいと思われても、契約の都合上で難しいケースもあるでしょう。
そのような場合には、契約内容の見直しを相談してみるのも良い方法です。
契約内容の見直しの相談は、場合によっては細かい話し合いや書類作成が関わります。
まずは派遣先ではなく、派遣会社の担当への連絡をおすすめします。
デメリット③：正社員と比較すると福利厚生など待遇が不利に感じてしまうことがある
派遣パートも福利厚生を受ける権利があります。
福利厚生は派遣先ではなく、派遣元（派遣会社）が提供しなくてはいけません。
その際に提供される福利厚生は健康保険や社会保険など、法定福利厚生と呼ばれるものです。
法定福利厚生以外のものを法定外福利厚生と呼びますが、法定外福利厚生は派遣パートに対して必ずしも提供しなくてはならないというものではありません。
そのため、正社員なら受けられる法定外福利厚生を派遣パートは受けられないというケースが生まれ、待遇に不公平感を抱く可能性があります。
代表的な法定外福利厚生は住宅補助、通勤手当、家族手当などです。
派遣パートの4つのメリット
先にデメリットをご紹介しましたが、人によってはデメリットを上回るメリットがあります。
とくに4つのポイントで大きなメリットを感じられるでしょう。
メリット①：派遣ではないパートと比較すると時給が良い場合がある
派遣先が直接雇用しているパートタイマーと比べ、派遣パートは時給が高い傾向にあります。
派遣パートがもともと高いスキルを有していることもあれば、派遣先が税金対策で高めの設定を可能にしていることもあります。
派遣先が派遣パートに支払う費用は人件費ではありません。名目は外注費です。
外注費は人件費よりも節税効果があるため、派遣先は高い時給でも派遣パートを求めるケースがあります。
スキルがあり、節税効果も見込める派遣パートは、企業にとってもメリットがある存在だと言えそうですね。
メリット②：オフィスワークの求人が豊富
直接雇用のパートタイマーは肉体労働の仕事が多い傾向にあります。
オフィスワークで働きたいと思っても、求人はつねに競争率が高い状態です。
いっぽう、派遣パートはオフィスワークの求人も豊富です。
過去に正社員や契約社員などでオフィスワークをしていた人も、経験のある職種で仕事が探せます。
メリット③：未経験・ブランクOKの求人がある
ライフスタイルの変化で離職したものの、また社会で働きたいと考える人は数多くいます。
未経験の仕事をしてみたいと思う人もいるでしょう。
しかし、ブランクがあったり未経験である場合、仕事を探すのは難しい事実があります。
しかし、パート派遣は未経験OK、ブランクOKの求人が多数用意されています。
新しい仕事へチャレンジしたり、ブランクがあることへの不安を解消しやすいことも大きなメリットですね。
メリット④：扶養内で働ける
扶養内で働けるのも派遣パートのメリットです。
税金の都合で収入を扶養内におさえたいと考える人にとって、フルタイムで働くよりも収入をコントロールしやすい派遣パートは、じつに効率の良い働きかたでしょう。
派遣パートのお仕事の例
派遣パートにはどのようなお仕事があるのでしょうか。
人気のお仕事をいくつかご紹介します。
例①：事務
オフィスワークの中でも人気の高い事務。一般事務の書類作成や電話対応、営業事務の見積書や請求書の作成・在庫管理など、種類によって業務内容は異なります。
基本的にはオフィス機器さえ使えれば特別な資格は求められないことが多いため、比較的多くの人が働きやすい職種ではないでしょうか。
派遣会社によってはスキルアップ研修が受けられることも。
例②：テレマーケティング
コールセンターで電話対応の業務をおこないます。
発信（アウトバウンド）と受信（インバウンド）に別れていることが多く、得意なほうを希望すると良いでしょう。
シフト制を取っている企業が多いため、スケジュール調整がしやすいメリットもあります。
服装や髪型にも比較的自由度が高いので、仕事をしながらでもファッションを楽しみたい人にも向いていますね。
例③：軽作業
商品の仕分け・梱包・検品がおもな業務です。
業務内容によっては座り仕事もあります。
オフィスワークよりも体力が必要な仕事です。
仕分けは荷物の配送先や種類別に分類します。
梱包は商品を詰め、出荷できる状態に。
検品は製品に不良がないかどうか品質チェックを行います。
単純作業の傾向が強い仕事ですが、顧客や品質にダイレクトに関わるため、やり甲斐を感じる人も多いかもしれません。
例④：IT関係
IT関係は高度な技術や経験が必要だと思われがちで、実際にそのような業務もあります。
しかし中には未経験でもできる職種もあり、IT関係の仕事にチャレンジしたい人にとって良いスタートになるでしょう。
プログラマー、エンジニア、WEBデザイナーなど専門的な職種も多岐にわたります。
事前研修がおこなわれることも多いため、スキルアップを狙える仕事です。
まとめ
派遣パートは派遣とパートタイマーの良い部分を合わせた働きかたです。
フレキシブルな形で働きたい人にとって、多くのメリットがあるでしょう。
ライフスタイルとのバランスをとりながら効率良く働けますよ。
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