現代の働き方のひとつとして人気の派遣ですが、その派遣にもさまざまなタイプがあります。
給与支払いが日払いの派遣をご存知ですか?
多くの場合、給与は月に一度ですが、日払いで支払われるタイプの派遣もあるのです。
派遣の日払い制度とはどのようなものなのでしょうか。
日払い制度の特徴やメリット、注意したいポイントなどについてご紹介します。
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派遣の日払い制度とは
日払い制度の派遣は、最短1日から、短期間の仕事に対して多く用いられています。
派遣会社に登録して派遣先で短期間の業務をこなし、当日中に給与が支払われるシステムです。
さまざまな職種の日払い制度があるため、上手に制度を利用しながら働けば、効率的に収入が得られます。
派遣の日払い制度のメリット
派遣の日払い制度のメリットを見てみましょう。
急な出費への対応や、自分なりのワークスタイルなどに利便性を見いだせるケースが多いようです。
メリット①:急な出費に対応できる
「日払い」という名称の通り、働いたその日に給与が支払われるのが日払いです。
「明日までに急にお金が必要になった!」というピンチのときにも、派遣会社で日払いの求人を紹介してもらえば急場をしのぎやすくなります。
メリット②:短期間の求人が多い
日払いに対応している派遣の求人は、短期間の仕事が多い傾向があります。
そのため、好きなタイミングで働ける点もメリットと言えるしょう。
スケジュールの都合がつけやすくなりますので、普段の仕事の合間に1日~数日だけ働きたい方や、学校の休暇中だけ働きたい方など、さまざまなライフスタイルの方が仕事をしやすいのも大きなメリットですね。
また、仕事と言えば人間関係がつきものです。
短期の仕事が多い日払い制度では、人間関係が苦手な人にもメリットがあります。
「そのときだけの人間関係」「誰かとこじれても仕事が終わればリセットできる」という環境なので、職場での人間関係に不安がある人にとっては、気持ちを楽にして仕事と向き合える制度だと言えそうですね。
メリット③:時給はアルバイトやパートと変わらない
「日払い制度だともしかすると時給が低いのでは…」という心配をする人もいるかもしれません。
しかし、日払い制度の派遣だからと言って、不当に低い時給を提示されることはないので安心です。
時給はアルバイト・パートとほとんど変わりません。むしろ派遣社員の方が高くなるケースもあります。
気になるときには派遣会社に確認してみると良いでしょう。
派遣の日払い制度の注意点
便利な派遣の日払い制度ですが、注意点もあります。
「短期間だけだから」とおろそかにせず、おさえるべきポイントは覚えておきましょう。
注意点①:交通費が出るかを確認する
交通機関を使って派遣先へ出勤する場合には、交通費が出るかどうかを確認しましょう。
派遣会社によっては交通費を支給せず、時給に上乗せしているケースがあります。
交通費が支給されるとしても、支給の上限額が決まっている場合もあります。
上限を超えた分は自己負担になることもありますので、気になる人は事前に派遣会社に確認しておきましょう。
注意点②:軽作業など力仕事が多い
日払い制度が使える求人の業務内容には、軽作業をはじめとした力仕事が多い傾向があります。
この点も確認が必要です。
ただ、同じ軽作業でも立ち仕事・座り仕事と分かれているパターンもあり、「立ち仕事なら・軽作業ならできる」という事情があれば、派遣会社に伝えておくと良いでしょう。
条件に応じた求人を紹介してくれる確率が上がります。
注意点③:収入が不安定
正社員やアルバイト・パート、月払いの派遣と異なり、日払い制度の派遣は基本的に単発(1日だけ)~短期間の求人が多くなります。
毎日日払いの求人があるとは限らず、収入を期待できない日が出てきてしまう可能性も考慮しておきましょう。
注意点④:その日のうちに給与が必要な場合は「即日払い」の求人を探す
すべての派遣の求人で日払い制度が使えるわけではありません。
その日のうちに給与が必要であるのなら、日払い制度に対応している求人を探す必要があります。
日払い制度対応の求人は「即日払いOK」といった文言で紹介されていますので、応募するときには注意して探しましょう。
注意点⑤:日払いでも税金の支払いは発生する
日払い制度でも税金の支払い義務があります。
条件によっては源泉徴収が発生し、年末調整が必要になるため、注意しておきたいポイントです。
年末調整の時期にどこの会社にも所属していない場合には確定申告をおこないます。
以下の条件にあてはまる人は源泉徴収がおこなわれます。
- 交通費を除く日給が9300円以上である
- 勤務期間が2ヶ月以上におよぶ
- 事業者と雇用主が同一である
年末調整の時期に派遣会社に所属していれば、会社側で分かりやすい案内をしてくれることもあります。
所属していない場合には確定申告が必要になりますが、最近はネットからでもできるため、それほど難易度が高いとは感じないでしょう。
分からない点があれば税務署で相談できます。
なお、源泉徴収は「おおよその金額」で算出している企業が多い傾向にあります。
年末調整や確定申告で差額分が戻ってくるケースも多々あるため、納税義務を果たすためだけではなく、家計のためにもぜひ積極的におこないましょう。
派遣の日払い求人の例
派遣の日払い求人にはどのような業務が多いのでしょうか。
軽作業を中心に、比較的多くの人が対応できるものがよく見られるようです。
未経験でも応募できる仕事もあるので安心ですよ。
例①:梱包や検品などの軽作業
倉庫や工場で荷物の梱包や製品の検品をおこないます。
扱う荷物や製品によって体力が必要になる作業がありますが、座り仕事や手先の作業が重視される業務も多く、幅広い人が従事しやすい求人です。
例②:部品の入出庫作業
倉庫で指定された部品を出し入れする業務です。
体力に自信がある人が求められるケースがあります。
「健康や体力は折り紙付きだ!」という人に向いているでしょう。
逆にあまり体力がない人は厳しさを感じるかもしれません。
例③:イベントスタッフ
各地で開催されるイベント会場の設営や撤収をおこないます。
ライブハウスやコンサートをはじめとしたイベントでの仕事になります。
土日や祝日に開催されるイベントが対象になることが多いため、本業の隙間時間や学生の臨時収入としても人気の仕事です。
例④:ギフトラッピング
クリスマスや年末年始など、ギフトを贈る人が増える時期にとくによく見られる求人がギフトラッピングです。
通年でも探せる仕事ですが、繁忙期にはさらに多くの求人があります。
勤務先はデパートやイベント会場など多岐にわたります。
ラッピング専門のスタッフとして仕事をするのであれば、接客や品出しをしなくても良いことが多く、対人業務がやや苦手な人でも安心です。
まとめ
派遣の日払い制度は1日~短期間の求人でおこなっているケースが多く、早急にお金を用意したい人に向いています。
幅広い人が対応できる仕事内容が多い点も、助かりますね。
ただ、すべての派遣仕事が日払い制度に対応しているわけではありません。
最初から日払いに対応している派遣会社に登録し、求人ごとに派遣会社に確認するようにしましょう。
日頃から派遣会社の担当に「日払い制度が使える仕事をしたい」と伝えておけば、対応できる仕事を紹介してくれる確率が上がるでしょう。
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